ウインブルドンの近くに住んでいるので、テニス会場を見に行ってみました。写真はウインブルドン駅です。
駅の隣にセンターコートという、紛らわしい名前のショッピング・センターがありますが、テニスとは関係ありません。
期間中、駅からテニス・クラブまではシャトル・バスがあります。片道2ポンド、往復3ポンドです。
実は、最寄り駅はウインブルドンではなく、地下鉄ディストリクト線のサウス・フィールドです。
サウス・フィールド駅から、住宅地の中を歩いて15分くらい。
これが、オールド・イングランド・ローン・テニス・クラブです。年に一回、この時期にしか使われません。敷地内にあるテニス博物館は一年中開いています。テレビに映るのはセンター・コートと第一コートの試合が主ですが、第19コートまであります。
チケットを持っている人は、7つの入場口から入ることができます。近年はセキュリティー検査が厳しく、荷物は一人一個で、45cmx30cmx30cm内であることが決められています。
チ ケットを持ってない人は並びます。センター・コートや第一コートのチケットをゲットするために、徹夜で並ぶ人もいます。写真は最終日午後4時の写真です。 この時間に並んでも試合はほとんど見られないでしょうが、たくさんの人が並んでいました。ちなみに、最終日のグランド・チケットは5ポンドでした。
並 ぶだけで、35ページもあるきれいな小冊子がもらえます。表紙の裏に「NO ROOF(屋根が無い)」と大きな字で書いてありました。雨のために試合中止 になることがしばしばあるのに、知らない人がいるのかしら?この小冊子に2009年までにセンター・コートに開閉式の屋根を造る予定だと書いてありまし た。
ウインブルドンのテニス会場は屋根が無いので、雨が降った場合は試合は中止になります。観客は傘をさして、再開するまでじっと待ちます。じっと待っても再開しない場合もあります。
大会は毎年6月末から7月初めまでの2週間行なわれます。
1868年、The All England Lawn Tennis and Croquet Clubによって、テニスの世界規模のトーナメントを行なう目的で始められました。
1877年、第1回ローン・テニス・チャンピオンシップが行なわれましたが、この大会では男子シングルスの試合のみでした。女子シングルスが始まったのは1884年です。
出場選手の服装は白に統一されています。また、靴も必ずゴム底であることと決められており、鋲がついているものや、裸足は認められません。
大会中に使用されるボールの数は2600ダース(約31200個)。黄色いテニスボールが許可されるようになったのは1986年の大会からです。
会場全体でおよそ28000人の収容能力があります。主要な試合はセンターコートとNo.1コートで行なわれます。通常チケットの申し込みは前年12月末に締め切られます。
準決勝と決勝を除いた当日券はセンタコートが500枚、No.1、No.2のチケットも約500枚、屋外コート6000枚が売り出されます。大会中は当日券を求めて長い列ができます。
ウインブルドンといったらイチゴ&クリームが名物です。毎年イチゴ2トン、クリーム7000リットルが消費されるとか。
この期間、有名選手たちは、ホテルに泊まらず、近所の家を一軒借切っています。
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